ピピピピッ


美「ん…」

朝、目覚まし時計の音で起きる

あ、おはようございます

桜木美桜花です!


ベッドから降り、大きく伸びをする

洗面所で顔を洗って、制服に着替え、1階に降りる


美母「おはよう」

美「おはよ…」

「お姉ちゃん、学校俺も一緒行っていい?」

美「いいよー」

あ、紹介するの忘れてた

一緒に投稿しようと誘ってきたのは、私の弟、翔(かける)

私の一つ下で、今年から高校1年生

あ、ということで私は高校2年生です


朝ごはんを食べ終わり、家を出る

美・翔「行ってきまーす」

ガチャッ

玄関を出ると、竣が立っていた

美「ごめん!待った?」

竣「ううん、待ってない」

美「おはよう!」

竣「おはよ」

翔「竣にぃおはよ!」

竣「おはよう、今日からか」

翔「そう!」


3人で並んで話しながら歩いた

学校に近づくと、

キャーーー

朝からやっぱりすごいなぁ…

あ、この歓声は、竣への歓声で…笑

顔が整ってる竣は、昔から歓声がすごいんだー笑

あ、でもこれは翔に向けてもあるね

翔は私と違って顔が整ってる…らしい…

よくわかんないけど…笑

私たち姉弟は、竣とは幼馴染みで昔から仲良しです

翔は竣にぃって呼んでる

1歳しか変わんないけどね

あぁ…もう、2人のせいで私までめちゃくちゃ見られてるじゃん…

どうせ釣り合わないとか言われてるんだろうな…

翔「じゃあ!また放課後」

翔と別れ、竣と2人で歩く

と言ってもまだ囲まれてるんだけどね…

なんとか教室に着く

「美桜花!おはよ!!」

美「おはよう!」

大親友の笠井恋々音(ここね)!

恋々音とは、中学生の頃から一緒なんだ〜

とっても元気で可愛くてモテるんだよ!

竣と恋々音と私は同じクラスなんだ!

恋々音とは席が前後ろだから喋りやすい

恋「ひゃー、朝からすごいなぁー」

美「ほんとだよ…翔も入学してきて、2人に囲まれる私まで見られるし…」

美「どうせ釣り合わないとか言われてるよ…」

恋「…いやぁー…それはないよ」

美「なんで翔は顔整ってるのに私は…」

恋「ちょ、待って待って、美桜花いっぱい告白されたことあるでしょ?」

美「告白はないよ、みんな友達になりたいって言ってくれてるだけだよ?」

恋「え…?」

美「こんな私を好いてくれて、友達になってくれるなんて嬉しいよね」

恋「あんた……頑張ってよ」

急に竣の肩をポンポンと叩く恋々音

竣「当の本人は全然気づいてないけど」

美「え?何の話してるの?」

竣「いや、なんでもない」

先「おーい、みんな席につけー」

先生が来た

2人ほんと何の話してたのー

先生タイミング悪いですよ!

…まぁ、いっか


それから授業を受け、お昼ご飯

恋々音と竣と一緒に食べる

竣「もーらいっ」

美「あっ!ちょっと!」

竣はいつも私のお弁当のおかずを取ってくる

竣「んーうまっ!」

いつも怒ろうとするけど、ニコニコの笑顔を見ると何も言えない…

恋「あ、美桜花ってさ、好きな人とかいないの?」

竣「ゴホッ …」

美「え!ちょ、大丈夫!?」

急にむせた竣にハンカチとお茶を渡す

竣「おいっ、急に言うなよ」

恋「気になっちゃって〜」

恋「で、いるの?」

美「んー、今はまだいないかな」

恋「そっかー」

竣「そういう笠井は彼氏とどうなんだよ」

美「え!?恋々音に彼氏?!」

竣「あれ?美桜花知らなかったの?」

美「聞いてないよ恋々音!」

恋「あれー、言ってなかったかー」

美「もう…でもなんで竣が知ってるの?」

竣「一緒に帰ってるとこ見たから」

美「え!…だから最近一緒に帰れなかったのか…」

恋「ごめんね」

美「恋々音、一緒に帰れる時はいっぱいお話しようね!」

恋「うわぁーーー可愛すぎる」

そんなことを言って飛びついてきた恋々音

美「私が可愛いなんてありえないよ〜」

恋「もう一生その綺麗な心のままでいて…」

美「え?どういうこと?」

竣「はい、もうイチャイチャはやめましょうね」

竣が私と恋々音を引き離した

恋「ちょっとー、私にまで嫉妬しないでくださいー」

竣「うるせ」

美「ね、また2人で何の話してるの?」

恋「いや!なんでもないよ?」

美「隠し事は無しだからねー?」

恋「……うん」

美「え!今間があった!」

竣「おーい、もう片付けないと」

美桜 「あ、ほんとだ」


5時間目は移動教室だから急がなきゃ

恋「美桜花ー?行こー」

美「はーい」

机から離れて、恋々音のところへ向かおうとした時、

翔「あ、お姉ちゃん!」

翔が教室に来た

その瞬間、

キャーーー

という歓声が…

美「どうしたの?」

翔「ペン貸して」

美「え?いいけど…」

翔「ありがと!」

じゃあねー、と去って行った翔

廊下を3人で歩く

恋「ほんとあんた達姉弟は顔が整ってる…」

美「そんなわけないよ笑」

恋「カップルって間違えられたことあるでしょ」

美「確かに、いっつも"カップルですか?"みたいなこと聞かれる」

恋「一家で美形っていいな」

美「あはは笑」


5時間目・6時間目が終わり、放課後


恋々音とはバイバイして、竣と翔と帰る