命令恋愛

「優奈! 何してるの!?」


部屋の外から母親のそんな声が聞こえてきて、あたしはベッドから跳ね起きた。


ゲームに熱中してしまい、気が付けば外は暗くなっている。


「ヤバイ。また怒られる」


そう呟き、ベッドにスマホを投げ出して部屋を出たのだった。