命令恋愛

「ざまぁみろ! あんたの呪いなんて課金で吹き飛ばせたじゃん!」


立ち上がり、達治へ向けて叫んだ。


「だいたいあたしはイジメの主犯格じゃないし! 勘違いしてんじゃねぇよこのキモ男!!」


大声で叫んだ矢先だった。


「優奈……!」


香菜美が慌てた様子でスマホを見せて来たのだ。


画面上では恭介がほほ笑み、こちらに手を伸ばしている。


「なによこんなつまんないクソゲー! さっさと消してよ!」


達治へ向けてそう叫んだ時だった。


スマホ画面から恭介の手がぬぅっと出てきて、あたしの首を掴んだのだ。


「えっ……」


咄嗟の事でなんの反応もできなかった。


香菜美が悲鳴と共にスマホを取り落とした時、あたしはスマホに引きずられるようにして地面に膝をついていた。


すごい力で引き寄せられ、目の前に恭介の顔があった。