命令恋愛

「ユウナ」


恭介が口を開いた。


あたしは息をするもの忘れて画面を見つめる。


心臓が早鐘を打ち、今にも口から飛び出してしまいそうだ。


「ユウナ……俺と、付き合って?」


え……?


恭介の言葉に、一瞬にして緊張がほどけて行くのを感じた。


「今、なんて……?」


画面上の恭介は相変わらず笑顔のままだ。


背景に、高校卒業の文字が浮かんできた。


高校卒業のときの告白……。


「へぇ、多額の課金をしただけあってお前はハッピーエンドか」


達治が感心したようにそう言った。


ハッピーエンド?


あたしは死ななくてすんだの……?