階段の真ん中付近にスマホが1台落ちているのが見えた。
画面には恭介の姿があり、ニタニタとした笑顔で「俺のために、川に捨てた定規を探してよ」と言っている。
「あれ、もしかして弘子って子のスマホ……?」
香菜美が青ざめてそう言った。
そんな、まさか。
もし弘子のものだとしても、こんなにわかりやすい場所に落ちていたら、警察の人等が回収するだろう。
普通はそうだ。
でも、このゲームには怨念が籠っている。
そんな単純な常識では通用しないことが起こっている。
画面上の恭介はジッとあたしを見つめているような気がしたのだった。
画面には恭介の姿があり、ニタニタとした笑顔で「俺のために、川に捨てた定規を探してよ」と言っている。
「あれ、もしかして弘子って子のスマホ……?」
香菜美が青ざめてそう言った。
そんな、まさか。
もし弘子のものだとしても、こんなにわかりやすい場所に落ちていたら、警察の人等が回収するだろう。
普通はそうだ。
でも、このゲームには怨念が籠っている。
そんな単純な常識では通用しないことが起こっている。
画面上の恭介はジッとあたしを見つめているような気がしたのだった。



