命令恋愛

「どうしたの鎌田さん? 気分が悪そうだけど」


「大丈夫です」


あたしは必死に笑顔を作り、そう返事をした。


さっきから脂汗が止まらない。


先生は心配そうな顔をしながらも教卓へと戻って行く。


その後ろ姿を見送り、あたしはようやく回答用紙に向かったのだった。