ゲームを始めようとしたあたしを、香菜美がすぐに止めに入った。


「やっぱり辞めといた方がいいかな……」


でも、逃げてばかりじゃこのアプリの正体がわからない。


「それより、また廊下に出てチヒロが来るのを待とうよ」


「そうだね、そうしようか」