あなたの視線のその先は



「ねぇ、遥乃ちゃん!時岡君の事どう思ってる?」


ある日の放課後。


「……え?」


突然美和ちゃんが時岡君の事を聞いてきた。


バレちゃってた?


美和ちゃんに嫌われる?


なんで?どうして?


「……ご、ごめん」


「え?なんで遥乃ちゃん謝るの?」


「私、美和ちゃんのこと好き。でもやっぱり時岡君の事を諦めよう、忘れようって思う度に心がすり減ってくの。苦しくて……」


涙が止まらなかった。