あなたの視線のその先は




翌日の朝、


「あ、ホラ!時岡君だ!」


見つけた瞬間私の腕をガッチリ掴んで進む美和ちゃんに「無理、やっぱり無理」を連呼。


止まることなく、時岡君の元へ…


「おはよう!時岡君!」


「お!渡辺さ……ん……」


私を見た瞬間フリーズした時岡君を見て、私の心は折れた。やっぱり彼の瞳に映っちゃダメだったんだ私、ごめんなさい…ごめんなさいごめんなさ……


「おはよう、安達遥乃さん」


え?


恐る恐る顔を上げると


とても爽やか笑顔の時岡君。



「やっと目が合った。やっと挨拶が出来た。」



私を見つめながら言う彼に、今度は私がフリーズ。