慌ただしく時が流れて。 幼かった娘はいつしか僕を避けるようになった。 背丈は君を追い越して、いつのまに大きくなったのだろう。 僕は大切なものを、大切にしていたつもりで。 大切に出来ていなかった。 知らぬうちに大きくなった娘を見て、そう気がついた。 気づいただけで、僕はどうすることも出来ずにそれまでと同じような日々を過ごした。 君を名前で呼ぶことも減り、君との会話も最低限の言葉になった。 それでも君はいつでも僕と娘のために力を尽くしてくれたね。 いつもいつも、君は強かった。