すると、瀬戸さんが照れていた。

「瀬戸先生だって!良いなぁ!」

木山さんが言う。

「先生じゃなくて良いよ…俺の前のベッド
に座って?」

瀬戸さんは口元を手で隠しながら目の前の

ベッドを指差す。

私は言われた通りに座る

「佐藤くんはちょっと俺と話そう、
瀬戸、ちょっと出て良いか?」

点滴を準備している瀬戸さんに木山さんが

言う。

「あぁ、あの事説明しておいて。
高橋さんには俺から言うけど。」