彗の顔を上げようと彗の頰に手で

触れる。だけど、彗は顔を上げてくれない

「彗…?どうしたの…?私なんか悪いこと
したかな…。」

私は弱々しい声で問いただす。

「美帆?違っ…違うよ…?」

彗から返事が返って来た。けど何かおかしい。

中村くんもおかしく思ったのか、私たちに

近づいてくる。

「彗。お前どうしたんだ」

中村くんの声が聞こえた瞬間彗と繋いでいる

私の手に何かが当たった。

それは冷たくて。