夏休みに入るとすぐに、小学校の卒業アルバムを母校に取りに行くことになった。
そして、小6の旧クラスのメンバーで一緒に取りに行き、その後、ファミレスでお昼を食べようという企画が急遽、持ち上がった。
そこで、手分けして、メンバーに連絡しようということになり、私は彼の担当になった。
男子に電話するなんて、初めてだったから、ちょっぴり緊張しながら、受話器を握ると、もう朝10時過ぎだと言うのに、まだ寝てたらしく、なかなか出て来ない。
「もしもし。」
明らかな寝起きの声がやっと聞こえて来て
「おはよう、岡野くん。三浦だけど。」
「えっ?」
なんと私のことがすぐには、ピンと来なかったらしい。3年連続、同じクラスなのに、酷くない?
それでも、ようやく話が通じて、小学校で、待ち合わせた私達は10人ほどで、そのままファミレスに繰り出し、2時間ほど、おしゃべりをして過ごした。
彼はあまり話に参加しなかったけど、ニコニコと聞き手に回って、決してつまらなそうにはしてなかった。大人しい人なんだなと、改めて思った。
でも、その後、彼のことは、だんだん印象に残らなくなって行った。
部活はテニス部に入ってたけど、明らかに運動は苦手。他にやりたい部活がなくて、仕方なく入ったらしい。
音楽も苦手で、毎年秋に行われる学内の合唱コンクールでも、なかなかうまく歌えず、指揮者の私を悩ませた。
背は高からず、低からず、顔もまぁ普通。特に異性として、興味を惹かれる対象でもなく、私の彼への関心は、ドンドン薄れて行った。
そして、小6の旧クラスのメンバーで一緒に取りに行き、その後、ファミレスでお昼を食べようという企画が急遽、持ち上がった。
そこで、手分けして、メンバーに連絡しようということになり、私は彼の担当になった。
男子に電話するなんて、初めてだったから、ちょっぴり緊張しながら、受話器を握ると、もう朝10時過ぎだと言うのに、まだ寝てたらしく、なかなか出て来ない。
「もしもし。」
明らかな寝起きの声がやっと聞こえて来て
「おはよう、岡野くん。三浦だけど。」
「えっ?」
なんと私のことがすぐには、ピンと来なかったらしい。3年連続、同じクラスなのに、酷くない?
それでも、ようやく話が通じて、小学校で、待ち合わせた私達は10人ほどで、そのままファミレスに繰り出し、2時間ほど、おしゃべりをして過ごした。
彼はあまり話に参加しなかったけど、ニコニコと聞き手に回って、決してつまらなそうにはしてなかった。大人しい人なんだなと、改めて思った。
でも、その後、彼のことは、だんだん印象に残らなくなって行った。
部活はテニス部に入ってたけど、明らかに運動は苦手。他にやりたい部活がなくて、仕方なく入ったらしい。
音楽も苦手で、毎年秋に行われる学内の合唱コンクールでも、なかなかうまく歌えず、指揮者の私を悩ませた。
背は高からず、低からず、顔もまぁ普通。特に異性として、興味を惹かれる対象でもなく、私の彼への関心は、ドンドン薄れて行った。


