《星斗side》



ずっと考えていた。


俺には、やるべき事がある。



けどやりたい事もある。



将来を考えると俺のやりたいことはやっていいことじゃない。




俺は、逃げてるだけだ。捨てきれずにいる。




逃げてるだけの俺は、かっこよくもただ毎日をすぎるように生きているだけ。



だから思う。つまらない。



けどあいつは、言った。「カッコイイ」と。



何を見てそんなこと言ってんだよ。最初は、ムカついたけど



満面の笑みで言われたらさ。



もう否定なんてできねーよ。



けどそれで悩みがなくなるわけではない。


どうすっかなー。



母さん達には、相談できないし。



失望させる。



はぁ。やばいなー。



なんか今無性にバスケしたいな。



よし。バスケしに行こ。



「あれ?星斗どこ行くよ?」



「ちょっと散歩」



近くにバスケコートあってよかったよな。



なかったらたぶん俺は、バスケを知らないままだったし。



今は、悩むしかないよな。きっと見つかるよな。



俺の将来は、おらか決めなきゃな。



バスケをしながら考えると何見えてくる気がしただから今は、おらの答えを見つけられなくてもやるしかねぇんだ。