「おも⋯、」
真帆ちゃんもそう感じたみたいで手に力を入れたのが見えた。
小柄な真帆ちゃんなら尚更だ。
「大丈夫?真帆ちゃん」
「うん、大丈夫だよ⋯?小梅ちゃんこそ大丈夫?」
「うん、大丈夫」
内心、こんな重いもの運ばせて⋯。と担任にボヤいたけれど買って出たのは自分だ。責任を持たなければと、
そう思いながらも足は重くて、やっとの思いで2階まで上りきった。
けどまだ後1階分上らなければいけないのか⋯と真帆ちゃんと無意識に顔を見合わせていると。
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