それにしても⋯⋯


「結構重いね、これ」


紙の資料とはいえ量が量だから結構重くて腕が痛い。



「こんなの真帆ちゃん1人に任せるなんて担任の先生も人が悪いよね」

「廊下でたまたま会っちゃってクラス委員だからって頼まれたの」

「災難だったね」

「でも小梅ちゃんが手伝ってくれて本当に助かったよ。ありがとう」

「お礼なんてそんな。たまたま二人の会話を聞いてただけだよ」


真帆ちゃんとそんな会話をしながら3階へと向けて階段を上っていく。




⋯⋯階段、結構キツい、かも。