その後、父親が帰って来て母親の作った夕飯を4人で食べる。

今日は梅の好きな唐揚げとポテトサラダにデザートにはイチゴを買ってきたらしい。




「小梅ちゃんいっぱい食べてね?」

「もちろん!おばさんのお料理美味しいからいくらでも食べられるよ」

「もー本当に可愛いんだから!ね、ね、デザートにはイチゴもあるのよ」

「えっ!やったー!」

「実は俺はマンゴーを買ってきたんだ」



⋯どうやら父親はマンゴーを買ってきたらしい。




自分で言うのもなんだけど、この家は本当に俺含め、梅に甘い。

梅の家のおじさんとおばさんより梅を甘やかして溺愛していると思う。

でも仕方ない、本当に梅は可愛いから。


素直で明るくてよく笑って。

きっと誰にでも可愛がられるタイプ。



それに加えて幼なじみの贔屓目なしに見ても可愛い。



だからこそ、たまに凄く怖くなる。