未完成のラブレター。 【完】





私のクラスは⋯⋯⋯、あった!


1年A組のクラスのところに真白 小梅 (マシロ コウメ)という私の名前を発見した。


私はA組かぁ、どんなクラスなんだろう。楽しいクラスになったらいいなぁ。




そんな事を考えながらクラス表を見ていると途端に周りが騒がしくなった。






「キャー!」とか「かっこいい!」とか「カッケー」とか、男の子から女の子まで様々な歓声が耳を劈く。


何事かと一瞬驚いたものの、少し離れたところから人混みに混ざりながらも背が高い為、頭一つ分飛び出た見覚えのある姿を見つけた。


見覚えのある、なんてものじゃなかった。



見覚えのあり過ぎる、大好きな彼の姿。