今のきょーくんの笑顔、何だか悲しそうだった。


笑ってたのに、髪の毛と同じ、日本人には珍しいブラウンの瞳が切なく細められたんだ。



でもそれもほんの一瞬の事でもうきょーくんからさっき感じた違和感は感じない。


だからきっと、私の勘違いだ。




「でも梅は委員会に入らなくていいんだから俺がいるとか関係ないじゃん」

「そうだけど、もしどこかの委員会に入らなくちゃだったらきょーくんがいいなって事だよ」

「うん。それなら俺も梅と一緒がよかったよ?」

「っ、そっか!」




だってもうきょーくんいつもと変わらないし。


だから私の勘違いだ。