小峰さんはジャンケンに負けてしまったのか心底嫌そうな顔をしながら友達と話をしていた。
「あ、小梅ちゃーん⋯!」
そっちを見ていた私達に気がついたのか小峰さんがこっちへやった来た。
「私クラス委員になっちゃったよ、やだなー」
「大変そうだもんね」
「うん⋯」
「でも小峰さん明るいし、可愛いし、小峰さんがクラス委員だったらこのクラス楽しくなると思うよ」
なりたくないクラス委員になってしまった小峰さんに何と言ったらいいのか戸惑ったけど今言った事は本心。
しっかりしている。というよりは可愛い感じの守りたくなってしまう女の子だけど何といってもその眩しくて可愛らしい笑顔の小峰さんがクラスの代表だったら明るくなる事間違いなしだと思う。
その事を素直に伝えれば小峰さんはフニャッ頬を緩ませた。
「そう言って貰えるとすごく嬉しいな。ありがとう小梅ちゃん」
その小峰さんの笑顔を見て可愛いなぁと思った。



