「いいなぁー、小梅」
「千紗はイベント委員だよね、頑張って!」
千紗はジャンケンに負けてしまったらしく、その後のジャンケンの結果でイベント委員というものに決まってしまった。
イベント委員とは体育祭や文化祭などのイベントを取り仕切る委員の事で、各イベントの実行委員みたいなものらしい。
「イベント委員なんて超面倒そうじゃない。ホンットに嫌なんだけど」
「でもやり甲斐ありそうだよ」
「他人事だと思って⋯」
ジトッと私の方を睨む千紗にわざとらしく苦笑いを浮かべる。
「まあでも小梅の言う通りやり甲斐はありそうだし、半年頑張ってみるか!」
「うん!」
「それに⋯クラス委員よりかはマシだしね」
そう言いながら丁度今決まったらしく黒板のクラス委員の所に名前を書かれている小峰さんの方を見た。