その日の最後の授業は予定を変更して委員会を決める時間となった。
まず、立候補を募るが全員が委員会に入るという訳ではなく、クラスの人数より委員会の役割の方が人数が少ない為まあ必然的に立候補する人なんていない。
そりゃあやりたい委員会があるなら別だけど色々仕事もあるしやらなくてもいいならやりたくないというのが皆の気持ちだろう。
「誰か居ないのかー?居ないならジャンケンだそー?」
担任のその言葉に「やだー」とか「マジかよ」とか色々な声が飛び交うも担任はその方法に決めた様だ。
まずは担任とジャンケンをして勝ったら委員会に入らなくていいというルールの下、一回目のジャンケン大会が始まった。
「あ!勝ったっ!やったー!」
そのジャンケンで勝った私は運良く委員会に入らなくていいグループに入る事が出来た。