「髪型、変じゃないかな?」 「よし、リボンは曲がってないね」 「スカートは⋯もう少し短く⋯っと、」 「小梅ー!何してるの!遅刻するわよ!」 一人鏡の前でブツブツと言っている私の耳にお母さんの怒鳴り声とも言える声が耳に届いた。 「っ!今行く!」 その声に急いで家を出る支度をした。