「ならっ、どうして今までそんな素振り見せてくれなかったの⋯?それに彼女だっていた!今は真帆ちゃんだって⋯」 我ながら面倒な女だと思うけれど、言わずにはいられなかった。 きょーくんに彼女が出来る度、悲しかった。 自分は幼なじみという立場に甘えていながら一丁前にヤキモチ焼いたりもした。 その時の気持ちが今、弾けたんだ。