先生から雑用を頼まれてやっとそれが終わり教室に鞄を取りに戻る。 校舎には人はいなく、グラウンドからは野球部のバットがボールを弾く音が聞こえた。 これじゃあきょーくんに告白するのは明日になってしまうかもしれないなと思った時、教室に人影があるのを見つけた。 最初は誰だろ、忘れ物かな?なんて考えていたけれどその人影がよく見える位置まで足を進めると⋯、 「っ」 教室には、夕日に照らされたきょーくんの姿があった。