外ではゴロゴロと嫌な音が鳴り響き、 時折凄まじい爆音を落とながら重そうな雲の間から稲妻を覗かせる。 「⋯っ、」 耳を塞いでもそれは無に還り、真っ暗な部屋の中で蹲るしか出来ない。 怖い、怖い、怖い、怖い、怖い。 ぎゅっと瞑った目からボタボタと流れる涙はもう恐怖心が限界な事を示していた。 きょーくんっ⋯。 きょーくんっ⋯! 「きょーくんっ⋯!!」