その日は朝から天気が悪かった。 「なーんか雷鳴りそうね」 帰り支度をしながらそう呟く千紗にビクッと肩が上がる。 「どうしたの?まさか怖いの?」 「そ、そそっそんなわけないでしょ!」 全て分かった上でニヤリと笑う千紗に手をブンブンと顔の前で振る。 だけど、本当は⋯本当は⋯ ものすっっっごく怖い!!!!!