朝いつもの様に教室のドアを潜って千紗に挨拶をする。 「小梅あんた今日数学当てられるよ」 「えっ、本当に!?」 「あの教師名前の順で当ててくから前小梅の1個前の人で終わったから」 「えー、うそぉ」 教科書を机に仕舞いながら千紗とそんな会話をしていると、 「おはよ、2人とも」 「あっ、おはよー山野くん」 今日も爽やか山野くんが。