未完成のラブレター。 【完】



娘の気持ちも知らないで好き勝手言いやがって!


ムッとなりながらもお母さんに悪気がない事も明白で。

もしかしたらお母さんの事だ、全て分かった上で言っている可能性もある。


それが呆れなのか鼓舞なのかは分からないけれど⋯。





「はぁ⋯」




今頃きょーくんは真帆ちゃんと過ごしているのかな。

海にもお祭りにも行くって言っていた。




「はぁ⋯、」



好きな人に彼女がいるって、辛い。
当たり前に苦しい。苦しい。クルシイ。



「はあ⋯、」



深いため息は止まる事がなかった。