「⋯っうぅ、⋯」 もう、どうしたらいいのか分からない。 きょーくんを好きな事が苦しい。 それでもどうしたって彼は私の好きな人で。 「⋯もうっ、⋯苦しいっ⋯」 みっともなく泣きじゃくる私を周りの店員やお客さんは不思議そうに、迷惑そうに見ていた。 だけどただ1人、山野くんだけは何も言わずにずっと優しく寄り添ってくれたんだ。