「きょーくんには⋯」 「なに?」 「きょーくんには⋯関係ないっ⋯」 悲しいとか苦しいとか、惨めだとか、好きだとか色んな感情が溢れ出してそう叫んだ。 周りにはまだ生徒が大勢いたけれど私の頭の中には周りからの目なんてなくて。 傷ついたように目を伏せたきょーくんに気づく事も出来なかった。 「行こう、山野くんっ⋯」 「えっ、あ、うん」 山野くんはこの状況に呆気に取られていたけれどグイグイ腕を引っ張る私に何も言わずに着いてきてくれた。