「そろそろ出る?」

「そうだね」


スパゲッティを食べ終わったきょーくんは私がパフェを食べ終わったのを確認してから立ち上がる。



そしてお店を出て家がある方へと二人で並んで歩く。

きょーくんとは家が隣同士で帰る方向ももちろん一緒。

本当に小さい頃から一緒にいるんだ。




「ねぇきょーくん」

「ん?」

「私ね、もう友達出来たよ」

「そうなの?」

「うん!千紗っていってねすっごく美人な子なんだけど少し変わってる所もあって、だけど話してると楽しいし、しっかりしててもうとにかくいい子なんだ」

「そうなんだ。良かったな、友達出来て」

「うん!明日も学校楽しみ」




そう言って笑った私にきょーくんは嬉しそうに笑ってくれた。