未完成のラブレター。 【完】




名前を呼ばれたきょーくんは私から視線を真帆ちゃんへと変えた。



考えれば分かることだ。
きょーくんは1年の下駄箱にいた。つまり2人で待ち合わせをしていたのだろう。




「すみません遅くなっちゃって」


可愛らしく笑った真帆ちゃん。
走ったからなのか、照れからなのか、頬がほんのり赤く染まっていて女の私からみてもとても可愛く見える。


周りの生徒も2人に注目して見ている。



きっとみんなお似合いだと思っているんだろう。