未完成のラブレター。 【完】


放課後になり下駄箱まで行くと誰よりも目立つ人が下駄箱に背を預けながら立っていた。


サラサラなブラウンの髪の毛で、背が高くて、端正な顔立ちで、誰よりもかっこ良い、
⋯きょーくん。



実際は全然久しぶりって程じゃないんだけど話す事がなかったせいか顔を見るのも久しぶりな感じがした。



周りの視線を一心に集めるきょーくんはスマホを見ていてその視線には気づいていない。

いや、気づいてるけど気にしていないのか。




私から見たらきょーくんは誰よりも目立つ。
だけど目立つきょーくんからしたらどうだろう。


私なんて人に紛れて見つけられないんだろう。