「片山先輩と真帆のこと?」 そう言われてビクッと肩が上がってしまったのを千紗が見逃すはずもなく、 「最近片山の話全然しないし、登下校も別々だし、何かあったの?」 更に私を見つめてくる千紗にギュッと胸が痛んだ。 全て言ってしまいたい。 言ってしまったら少しは楽になれるかもしれない。 でも、まだ口に出す勇気は出ない。 「⋯⋯っ」 ギュッと唇を噛んだ私に千紗は柔らかく笑った。