「きょーくん⋯」 「俺も真帆のこと大事にするから梅も安心していいよ」 「っ⋯うん」 「じゃあ、俺先に行くから」 「うん⋯」 「じゃ、」 ジャリ、と靴が地面を蹴る音がした。 遠ざかっていくきょーくんの背中に苦しいくらいに切なくなった。 べつにもう幼なじみやめるとか、話さないとか、他人のフリするとかそういうんじゃないけど私の中にポッカリと大きな穴が空いた様だった。