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「うわぁー美味しそうー!」
駅前のカフェに到着するとすぐにチョコパフェを注文して、少ししてから運ばれてきたパフェに目をキラキラさせる。
だってここのパフェは色んなフルーツに加えてフワフワでカラフルなスポンジ、濃厚なチョコソースにクリームと、とにかく盛りだくさんで甘いものが大好物の私にとったら夢のようなパフェだからだ。
「いただきます!」
きょーくんの注文したスパゲッティも運ばれてきて二人で手を合わせてからそのパフェを口へと運んだ。
「っんー!美味しいー!」
スプーンで掬って口に入れたパフェはいつも通りの甘さと美味しさで思わず二口、三口と手が進む。
「詰まらせるなよ」
そんな様子を見たきょーくんが笑いながらそう言う。
「詰まらせないよ」
「そんな事言って小さい頃から早食いし過ぎてよく詰まらせてたじゃん」
「っ!そ、それは!小さい頃の話だよ⋯」
そう、私は昔から食い意地を張っている所があって目の前の美味しいものを前にテンションが上がりすぎてバクバク食べた挙句、喉に詰まらせた経験が何度もある。
その度にきょーくんは心配して怒ってくれた思い出があるけど⋯それは小さい頃の話で高校生にもなった今、早食いのし過ぎで喉に詰まらせるなんてあるはずかないのに⋯。



