未完成のラブレター。 【完】



「梅?どうかした?」

きょーくんは俯いた私の顔を覗き込むようにして話しかける。

ああ、今胸がギュッてなった。


「⋯⋯」

⋯⋯今、言うべきか。


きょーくんと距離を置きたいと。



でも、距離を置くってなに?
なんてきょーくんに言えばいいの?



わかんない。もう、わからないよ。






「⋯きょーくん、ちょっと疲れたから寝てもいい?」

「大丈夫か?」

「うん。だからきょーくんも帰っていいよ」

「いや、心配だしおばさんが帰ってくるまで居るよ」

「⋯大丈夫。お母さんももう帰ってくるだろうし、気使っちゃって寝られないから⋯」

「⋯そう?なら帰るけど、何かあったら電話でも何でもしろよ」

「うん、ありがとう」