未完成のラブレター。 【完】



「私の普段のノートより見やすいなぁ」

「そんな事ないよ」

「あるよ⋯!本当にありがとう」

「こんなことくらいどうって事ないよ」


それから真帆ちゃんは今日の学校での様子を話してくれた。

授業でこんなことがあったとか、千紗と話した内容とか、それは本当に日常のささいな事で。

私もその話を笑いながら聞いていた。



だけどふいに会話が途切れて僅かな静寂が部屋を支配する。



「⋯⋯」

「⋯⋯」


何だか気まずさを感じて話題を見つけようとしていると、難しい顔をして俯いている真帆ちゃんが目に入った。

さっきまで笑いながら会話をしたいたのに⋯



「真帆ちゃん?どうしたの⋯?」


私がそう聞けば真帆ちゃんは顔を上げて真っ直ぐに私を見つめた。


そして、意を決したように言葉を発する。




「片山先輩って、いつから居たの?」