「梅の様子を見たいみたいだけど、どうする?」
「⋯っ」
「無理はしない方がいいから梅が無理そうなら帰ってもらうけど⋯」
「っ大丈夫⋯!」
「梅、?」
「せっかく来てくれたんだし、私は大丈夫だから、真帆ちゃん呼んで?」
「⋯わかった。じゃあ俺は下に居るから何かあったら呼んで」
「うん⋯わかった」
さっきと同じように部屋を出たきょーくん。
本当は今真帆ちゃんに会いたくなかった。
きょーくんの彼女である真帆ちゃんに。
だけどここで帰ってもらうのは何だか嫌で。
会いたくないのに会わないのは無性にムズムズするというか、モヤモヤするから⋯。
そんな最低なことばかり考えている私は本当に卑しくて。
自分の気持ちしか考えていなかった。



