うわぁ⋯、私パジャマ姿だし髪の毛もボサボサだし恥ずかしい。
そう思いながらもこの状況を理解しようと聞いてみる。
「きょーくん⋯何でここにいるの⋯?」
「学校終わってお見舞い来た」
「お見舞い⋯?」
「そう。具合は?」
そう言いながらその綺麗な手を私のおでこへと当てた。
少し冷たい温度が気持ちいい。
「薬も飲んだから頭のズキズキした感じもないし、身体もだいぶ軽くなった気がする」
「ん、熱も下がったみたいだな」
優しく笑ったきょーくんにキュンと胸が鳴る。
「そういえばゼリーとかヨーグルトとか色々買ってきたから食べる?」
「うーん⋯まだ食欲はないから後で食べる」
「うん。じゃあ後で食べて」
「ありがとう」
そんなやり取りをして思い出したのは小さい頃、こんな風に私が熱を出した時。
あれは確かに小学校低学年の時かなぁ。



