な教に戻ると真帆ちゃんはクラスの人達に囲まれていてきょーくんとのことを色々聞かれていた。 さすが学校の王子様だというべきか、皆興味があるみたいだ。 だけどただ1人その輪から離れて席に座る彼女。 「小梅⋯」 千紗は私が席に座るやいなや机に伏せたのを見て頭を撫でてくれた。 「千紗⋯真帆ちゃんときょーくん付き合った」 「うん」 「⋯っ苦しい」 「⋯うん」