目の前の景色がボヤけて、何も考えられなくなって、 「昨日片山先輩と2回目のデートしてね、帰り際にもう気持ちが抑えられなくなって、せめて私の気持ちだけでも知っていて欲しいって思って好きですって言ったの!」 「⋯⋯」 「そしたら片山先輩が「なら付き合う?」って!それで「はい!」って返事して!っもうどうしよ~!ヤバいよ!小梅ちゃん!幸せすぎるよ~!」 真帆ちゃんのそんな言葉も耳から抜けて、真っ白だった目の前が今度は真っ暗に変わった。