「あー!梅ちゃーん!大丈夫だったぁ?」
あの後2時間保健室で休んだ私はさすがに3時間も休むわけにはいかないと教室に戻ったのだけどドアを潜った瞬間駆け寄ってくるのは真帆ちゃん。
その大きな声に一瞬、ほんの一瞬だけイラッとした。
「ちょっと。わざんざそんな大声ださなくても良いでしょ?小梅、体調大丈夫なの?」
真帆ちゃんの後ろから顔を見せたのは千紗。
「うん。大丈夫、心配かけてごめんね」
「後で授業のノートみせてあげるから」
「あっ、本当に?ありがとうー助かる」
「あんま無理しないようにね」
「小梅ちゃん、また具合悪くなったらすぐに言ってね?」
「うんありがとう」
心配してくれてる真帆ちゃんと千紗に、なんだか申し訳ない気持ちで頷いた。



