「⋯綺麗だね、きょーくん」


花火か視線を俺に移して微笑む梅。
花火の灯りに照らされたその表情はとても可愛らしく、どこか儚げでドキリと胸が鳴った。



今日は楽しかった。
梅は体調を悪くしたりと俺に負い目を感じていた様だけど全然その必要はない。



だって梅にも言った様に俺は梅の事に関して迷惑だなんて感じた事は一度もないし。



それに何よりいくらアトラクションを乗ったところで梅が楽しそうじゃなけらば何の意味もない。

だから体調を悪くしてしまった事には俺も責任を感じるけれどそれ程楽しんでくれていたという証でもあるから俺は満足だ。


今日はたくさん笑った顔も見れたし。




といっても、その表情は本当に無邪気なもので俺の事をただの幼なじみとしてしか見ていないんだと実感させられたし複雑でもある。