女として見てもらう事は今日は失敗しちゃったけど、情けない姿を見せちゃったけど、 きょーくんに沢山嬉しい言葉を貰ったから、数分前より少しだけ自分に自信が持てた気がする。 「きょーくん⋯。ありがとう」 涙がきょーくんの服に付くことすら考えられずに抱きついて離れない私。 そんな私の頭を撫でながら優しく笑うきょーくんの複雑な胸の内なんて、ただ彼の胸に顔を埋めて温かい気持ちに浸っていた私。