「っきょーくん⋯」

「今だってこれまでだって、これからだって俺が梅の事迷惑だなんて思わないよ」

「っ」

「心配はあまり掛けて欲しくないけど、俺が勝手に梅の事を心配してるとこもあるし、それにいつも目が離せない梅の明るくて天真爛漫でちょっと抜けてる所も良いところだって思ってるし」

「⋯⋯」

「今日だって梅が楽しんでくれてるからこそはしゃぎ過ぎたんだろ?」

「っ」

「まさかこうなるとは予想外だったけど、梅が楽しんでくれてたなら俺は嬉しいって思う」

「⋯⋯、」

「楽しそうな梅を止めるのもなって思ってちゃんと止めなかった俺も悪いし」

「そんなことっ、」

「それに俺今日すげぇ楽しんでんの。だからごめんなんて言うなよ」




そう言いながら私の頭を撫でたきょーくんに一瞬止まっていた涙がまた、溢れ出した。






「っ、⋯~~~~き、ぎょーぐん゛っ⋯!」





可愛げのない、涙声の私。

そんな私に笑って、自分の胸へと私を引き寄せたきょーくん。




やっぱり私、きょーくんが大好きだ。