「っうぅ、⋯⋯っ、」


1度零れた雫は次々に溢れ出してきて止まらなくなっていた。



情けない、情けない、情けない。




こんな事なら、こんなカッコ悪い所見せるくらいなら遊園地なんて誘わなければ良かった⋯という考えさえもが頭を過ぎった時⋯⋯⋯、






「梅っ、」



少し焦ったような、そんなきょーくんの声が聞こえた。