答えは分かっている。
なのに心臓はドキドキと不安そうに音を立てていて、ぎゅっと握った拳に力が入る。
「梅」
「⋯っ」
「当たり前じゃん」
「っぇ⋯」
「50位以内に入ったら、梅の行きたいところ全部行こう」
「っ⋯!」
「だから頑張ろうな」
きょーくんの大きくて温かい手がポンポン、と2回私の頭を叩いた。
⋯⋯⋯もう、きょーくんって本当狡い。
いっつも想像以上の返事をくれるんだから。
「いっぱいきょーくんと行きたいところあるよ?」
「うん、いいよ」
「1日じゃ足りないかも」
「なら次の日も、その次の週だって付き合うよ」
「⋯私頑張るね」
「うん」
「ありがとう⋯きょーくん」
小さい頃から注いできた“好き”という気持ちは、
もう私の心から溢れ出しそうだった。



