もうすっかり暗くなった道をきょーくんと歩く。 見上げれば街灯に照らされたきょーくんの整った横顔目に入って思わず視線を下へと向ける。 小さい頃から一緒にいる幼なじみだって、顔を見ただけでかっこいいなと思って恥ずかしくなる事はあるんだ。 だけどそんな理由に気づくはずもないきょーくんは黙って俯いた私を変に思ったのだろう。 「勉強疲れたよな」 なんて的はずれな事を言う。